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オイル

どんな油脂を選ぶのか

脂質は高カロリーなので敬遠されがちですが、脂溶性ビタミンの摂取を助けたり細胞膜の構成成分になるなど、大切な役割を果たしています。たくさん摂り過ぎると問題ですが、適度な摂取はむしろ必要です。どのような油脂を摂るのか。体を作るための大切な成分だけに、その選択が重要になってきます。
今の私たちは、リノール酸に代表されるオメガ6と言われる油を多量に摂っています。
本来油は、オメガ3とオメガ6が、1:1もしくは1:4くらいの割合のときが、美容にも健康にも最も良いと言われています。でも現実には、1:40とか、1:100などの割合になっていて、油のバランスが崩れてしまっているのです。
ちょっと気をつけて。オメガ3の油を増やして、オメガ6の油を減らしましょう。
それだけでお肌の潤いが変わってきます。アレルギーが緩和されるという報告もあるくらいです。毎日のちょっとした注意の積み重ねが私たちのキレイを後押ししてくれるなら、気をつけない手はないですよね。
トランス脂肪酸たっぷりのマーガリンやショートニングなどを、大量に摂らないでください。あの脂は、本来液状の植物油を、科学的に固形にしているプラスチックオイルです。
本当にキレイでいたいと願うなら、健康でありたいと望むなら、どうか本物の油脂を、バランス良く摂ってください。
アマニ油やエゴマ油にはオメガ3がたくさん含まれています。サバやアジなどの青魚には、DHAやEPAといわれる油が含まれています。これもオメガ3のオイルです。

オメガ3のオイルは生で摂取する

残念ながらオメガ3のオイルは熱に弱いので、生で摂る必要があります。また、酸化しやすいので、開封したら早めに使い切りましょう。
ところで、長時間にわたって放置した油は過酸化脂質になっています。これは酸化した油。分かりやすく言うと腐った油で、有害な活性酸素のもとです。
過酸化脂質を大量に含むものは、使い回しの揚げ油や時間が経った干物やフライ、天カス、一晩寝かせたカレー、インスタントラーメンやポテトチップスなどがあります。
せっかくキレイにお化粧しても、体の中に腐った油が入ってしまえば、腸が汚れて吹き出物や便秘の原因に。過酸化脂質には気をつけましょう!
細胞の6割、脳神経の7割は脂質です。質の高い油を意識して摂取しましょう。
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