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安納芋を収穫しました

 今朝、農園に行ってきました。

 指導員の木南さんに教えてもらいながら、人参、ジャガイモ、さつまいもの収穫をしました。まず人参。残念ながらあまり成長していなかったので、2本だけ収穫。続いてジャガイモ。こちらもカレーが3度作れるくらいの収穫。それでも土から掘り出されたゴツゴツの輪郭が陽光を浴びて、妙に誇らしげに輝いている気がしました。

 ジャガイモは体に良くないと書いていながら、如何なものかと思われそうですが、それでもやはり収穫は嬉しいものです。ところでジャガイモを含むナス科の植物にはレクチンというタンパク質が含まれていて、これが体に悪影響を及ぼします。余談ですが、アレルゲンはすべてタンパク質だと言われています。タンパク質は体を構成する主要な成分なので、大切なものですが、ここがタンパク質の問題点であることも事実です。

 さて、レクチンはピーマンやパプリカ、そしてもちろんナスなどに含まれています。レクチンには炎症を誘発する作用があると言われています。痛みがある方やアレルギー症の人は、出来れば控えた方が良い食品に当たります。普通に元気に過ごしている方も、多量に摂取しない方が賢明だと思います。ただ美味しいものなのでたまに頂くのは問題ないと思います。食の楽しみを味わうことも大切です。加熱するとこれらの悪い成分は幾分か軽減されます。ちなみになにかというと健康野菜の代表のように言われる🍅(←トマト)ですが、実はこちらもナス科の植物。気をつける必要があります。確かにリコピンは素晴らしい抗酸化物質です。けれど悪い成分があるのも事実です。ただトマトは、加熱したり乾燥させたりすると無毒化され、良い成分だけが残ると言われています。

但しドライフルーツのトマトには砂糖がたっぷりかかっているから要注意です。

 トマトは有名な先生が体に良いと言っているので、別の説は信じないと考える方もいらっしゃると思います。そのように考えられる方は、どうぞご自分の考えを大切にしてください。私が披瀝していることがすべて正しいとは言えません。人それぞれに体質がありますし、合う、合わないもあります。情報には慎重になるべきだと思います。だからもし、一理あるかもと思われたら、いつも生で食べていた🍅を、ちょっと加熱調理してみるなどして体感されて判断なさればと思います。

 私は自分が教えて頂き、体感したことを記載していますが、ニュースソースは多岐に渡っているので、それらをすべてお伝えすることは難しく、勢い自分の意見のように書いてしまいますが、基本的には様々な先生から受けた教えを元に、体感して納得したり、人様のお話を伺い、確かにそうだと確信したことをお伝えするようにしています。けれど人間の体質は様々で、環境も多様です。お伝えしたことが必ずしもすべての人に当てはまるとは限りません。その旨をご理解頂き、読み進めてくださいませ。

 話が脱線してしまいました。失礼。ジャガイモの後がさつまいもの収穫。いわゆる芋掘りです。先の2種類が大したことなかったので、あまり期待していなかったのですが、こちらは予想以上でした。枚方の土壌に、種は蜜たっぷりの安納芋。掘り起こす度にお芋さんの姿が見えてきてワクワク💓ドキドキ💎です!

 お芋さんは、収穫して最低でも3週間は冷所で保存しないと駄目とのこと。掘り出したお芋さんの肌を撫でながら、なんとも言えない喜びを味わいました。

 それにしても芋は凄い!1本のツルに3つも4つも、5つもそれ以上もつながっているのです。まさに芋づる式です。私が植えて、私の畑から私が収穫した、私のさつまいも〜🍠 ❢❢ などと生意気なことを言っても私は植えて肥料を与えただけ。そして時々水をまいたくらい。肥沃な土と雨と太陽の光と風が、さつまいもを育ててくれたのです。雨が降らなければこの恵みはなかった。風が吹かなければ、群がるツルや葉が蒸れて腐っていたかもしれない。もちろん太陽の光がなければ光合成は行われない。水だって農園に行った時にまくだけで、あとは放ったらかし。雨が降らなければ干上がっていたに違いありません。まさに自然の恵みそのものです。

 このように書くと大袈裟に思われるかもしれませんが、野菜を収穫するのは本当に大変なことです。上の写真、これがさつまいもの全収穫です。大喜びしても、実はこの程度の量なのです。これでも私にとっては大収穫。それほどまでに、これまでまともな収穫がなかったということです。

 まず春はサニーレタスやグリーンリーフなどができたのですが、柔らかかったのは最初だけで、すぐに大きくなりすぎてバリバリに固くなりました。夏の🍅はあまり実がならず、キュウリは病気にやられて駄目でした。まともに育ったのはゴーヤだけ。でも苦すぎてあまり食べられなかった。枝豆も大したことなく、ナスは風に煽られてヤケドしたような皮になって見るも悲惨な状態に。ブロッコリーは大きくなりすぎて花が咲いてしまった!まぁ、こんな感じでした。だから今回の収穫は本当に嬉しいものでした。ヤッタ〜です😋

 ところで農園は循環農法を謳い文句にしていて、畑の余り物などを無駄にせず、堆肥にすることはもちろん、ロバのエサにします。さつまいものツルや大根の葉はロバの餌です。それぞれが自分の畑から出た野菜のクズや無用な葉っぱなどをひとつの場所に集めて、それをロバの厩舎に持っていくのです。

 さつまいもの収穫に気を良くして、他の畑のお手伝いをしていたら、気なる話を耳にしました。指導員の方が「ジャガイモの葉はロバのエサに混ぜないように」と注意しているのです。やはりと思いましたが、念のために理由を伺いました。彼はあっさり「ジャガイモの葉を与えたらロバは死んでしまう」と。農家の人なら多分、誰でも知っていることなのでしょう。そういえば夏場、モロヘイヤについて「モロヘイヤの実は絶対に食べないように。もちろんロバのエサにもしないように。たとえ数センチサイズの小さなものでも、モロヘイヤの実を食べさせたらロバは死んでしまう。もっともロバは与えても食べない。ロバが死ぬくらいだから人間はもっと小さなものでも死ぬ。花も食べないように。食べられるのは葉だけ」と注意を受けました。

 モロヘイヤの実や花を撮影していなかったことを、今ちょっと反省しています。上はジャガイモの葉っぱです。ジャガイモもモロヘイヤも、アレルギーがあるので食べないようにと、かつて主治医に言われたことがあります。葉や実に毒があるということは、それ以外の食べられるといわれる部位にも、それなりの毒が残っているのでしょうか?それは分かりませんが、気をつけるに越したことはありません。

 私たちは、自然は優しいとか、安全だとか、特に植物はナチュラルでヘルシーだとか、勝手にそんな風に思い込んでいます。でもそれは錯覚です。確かにナチュラルです。けれど植物は私たちのために存在している訳ではありません。植物は植物自身のために生きているのです。

 その葉は自分を成長させるため、前の世代から受け継いだ遺伝子を子孫に受け渡し、次の世代を育てるために光合成をするのです。その恵みを、私たちが勝手に横取りしているだけ。鳥や蜂や蝶のように、テイクもあるけれどギブもする。それでこそ自然を守ることになり、自然からの恩恵を受けることが出来るのだと思います。

 自分のためだけでなく、鳥のため、土地のため、そして恵みを与えてくれる植物のために、ある一定の量を残して、インディアンたちは自分が必要とするだけの量を収穫するという話を聞いたことがあります。

 やたらと収穫量を上げるために品種改良をして、稔ったものをすべて収穫するなどという強欲なことをしていたら、いつか自然のしっぺ返しを受けるに違いありません。インディアンほどでなくても、足るを知ることは大事だと思います。自分もそんな風になれたらいいなと、お芋さんについた土を落としながら、ふとそんなことを考えました。

 長々とゴメンナサイ。さつまいもには食物繊維がたっぷりと含まれています。炭水化物は糖分が多いからという意見もありますが、食べた分だけ消費すれば、白い炭水化物でもない限り、また、重度の糖尿病でもない限り、目くじらを立てるほどのことはないと思います。美容と健康のために、さあ皆さまも、どうぞお芋さんを召し上がれ🍠


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